こんにちはKUTSULOG編集長です。
新年あけましておめでとうございます。今年もカフェやコーヒーについて発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回の記事では「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」という、コーヒー豆の精製方法の違いについて解説します。
コーヒーの仕事をしている方やコーヒーに詳しい方であれば知っていますが、普段私たちが耳にすることは滅多にありませんが、コーヒー豆の精製方法を知るとカフェ巡りや普段のコーヒーがより一層美味しく感じることでしょう。
品種や地域でコーヒーの味が変化するのはもちろんですが、精製方法が変わることでコーヒーの味も大きく左右します。
コーヒーについて知見を深めたい方や、「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」に興味がある方は是非最後までご覧ください。
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「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」の違いは?
結論から言いますと、「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」はコーヒー豆がどのように精製されたかを表しています。
私たちはコーヒー豆と聞くと乾燥された状態の豆をイメージしますが、コーヒー豆の周りには果実がついているため、豆をとるために果実を除去する必要があります。その際に「ナチュラル」か「ウォッシュド」2種類、どちらかの精製方法を選択し、果実の状態からグリーンコーヒーへと変化させ輸出させることができるのです。
コーヒーの果実を剥かずにそのまま乾燥させるのが「ナチュラル」製法で、その製法で作られたコーヒーをナチュラルコーヒーと呼び、果実を剥いてきれいに水で洗ってから乾燥させた豆を「ウォッシュド」といい、その精製方法で作られたコーヒーをウォッシュドコーヒーといいます。⇒「ナチュラルコーヒーを買ってみる」
「ナチュラル」製法は乾燥させる精製方法のため、ドライ方式とも呼ばれることがあるそうです。
関連記事:コーヒー豆の種類は何種類?コーヒー豆の種類による特徴と味わい・選び方について徹底解説
ナチュラル精製
コーヒーを育てる環境によってどの精製を採用するかは異なります。
ナチュラル精製であれば、コーヒーの果実をそのまま乾燥させる必要があるため、自然の力で乾燥させるには雨の降らない快晴の気候が必要不可欠です。
自然の天日による乾燥が多いですが、最近では機械による乾燥も行われる場合もあり、天日乾燥のあとに機械乾燥を行う形で両方を組み合わせた乾燥も行われます。
天日乾燥だけであれば、高い乾燥棚やマットやパティオなどの上で約20〜35日間ほど乾燥させることで、水分を飛ばし果実部を取り除くハリングという作業を行い、コーヒー生豆を取り出します。
ナチュラル精製は水分を抜き完全に乾燥させないと、コーヒーにした際の味にも影響がでるため、ウォッシュド精製に比べるとコストは低いですが、気候の変動もあるため少し難易度は上がります。
関連記事:【カフェ好き必見】カフェ、喫茶店、純喫茶の違いとは?似ているようで実は違うそれぞれの解説
ウォッシュド精製
一方でウォッシュド精製は天候とは関係なく、機械を使って果皮や果実の部分を除去したのち、豆を水に浸し発酵させ、水ですすぎ洗いすることで果実を剥がします。
果実から豆を取り除いた後は、ナチュラル精製同様に、乾燥棚に置き天日もしくは機械式ドライヤーで乾燥させます。
ナチュラル精製と大きく異なるのは天候とは関係なく水で果実をはがすため、失敗しにくく味に影響がでにくいです。
そのため、安定した品質を保つことができるため、ウォッシュド精製がナチュラル精製に比べると一般的に多く採用されています。
関連記事:コーヒー深煎り・中煎り・浅煎りの違いとは?それぞれの味と特徴をご紹介
「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」味の違い
ナチュラル精製とウォッシュド精製によって味が変わると言いましたが、どのような特徴が出るのか説明します。
ウォッシュド精製が一般的に多く採用されていると前述したとおり、私たちが普段カフェなどでのんでいるコーヒーはウォッシュドコーヒーの可能性が高いです。
ウォッシュドコーヒーはすっきりとしたクセのない酸味で、クリーンな味が特徴です。
一方でナチュラルコーヒーは水をつかって精製していないため、コーヒー果実の味が残った味わいを楽しめます。よく言われるのが、熟したベリー系の果実のようなフルーティーさで、熟成させたワインやウイスキーのような豊かなコクと甘みが特徴です。
ナチュラルコーヒーは口当たりが重く、ウォッシュドコーヒーは軽いのという特徴もそれぞれにあります。
フルーティーなコーヒーといわれても想像つかないかもしれませんが、飲み比べるとその差は歴然です。⇒「ナチュラルコーヒーこちら」
安定した品質を提供するためにウォッシュドコーヒーを提供すればいいと思う方もいるかもしれませんが、多少失敗のリスクを犯してでもナチュラル精製でしか提供できない味がナチュラルコーヒーの魅力でもあります。
関連記事:意外と知らないコーヒーの栄養とは?コーヒーを美味しく健康に飲む方法
「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」の違いまとめ
今回の記事では「ナチュラルコーヒー」と「ウォッシュドコーヒー」という普段聞きなれない言葉について説明させていただきました。
訪れたカフェでナチュラルコーヒーを提供している際には、一度飲んでいただきたく思います。
今までのコーヒーとの違いやナチュラルコーヒーの美味しさに気づくことができるかと思います。
ネットでもナチュラルコーヒーを購入でき、自宅でもナチュラルコーヒーを楽しむことができますのでお家でコーヒーを味比べするのもいいかもしれないですね。
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